診療科によってこんなに違う、医師の働き方と日常のギャップ
外科・内科・救急で異なる勤務実態と体力的な負担の差
外科医の一日は、手術を中心に組み立てられています。
朝早くから手術室に入り、数時間から十数時間に及ぶ手術をこなすことも珍しくありません。
立ちっぱなしで集中力を維持し続ける必要があるため、体力の消耗が激しい診療科のひとつです。
内科医は、患者数が多く、診察・検査・処方・カルテ記録といった業務が連続します。
手術はないものの、複数の慢性疾患を抱える患者を長期にわたって管理する責任があります。
書類業務の量も多く、診察後も作業が続きます。
救急医は、時間や曜日を問わず対応が求められます。
重篤な患者への初期対応を短時間で判断する能力が必要で、精神的な負荷が高い診療科です。
夜間の当直明けにそのまま通常業務をこなすケースも多く、慢性的な疲労を抱えやすい環境です。
どの診療科にも、固有の負担があります。
開業医と勤務医、それぞれが抱える責任とストレスの種類
勤務医は、病院に雇用される形で働く医師です。
給与は安定していますが、病院の方針や当直の順番など、勤務条件を自分でコントロールしにくい面があります。
大病院では専門性の高い治療に携われる機会が多い一方、業務量が多く残業が常態化しやすいです。
開業医は、自ら診療所を経営する医師です。
診療方針や診療時間を自分で決められる自由度がある反面、経営者としての責任も伴います。
スタッフの採用・管理、設備投資、収益の管理など、医療以外の業務も担います。
患者が集まらなければ経営が成り立たないというプレッシャーもあります。
勤務医から開業医に転じる医師は多いですが、「思っていたより経営が大変だった」と感じるケースも少なくありません。
どちらの働き方にも、メリットと負担の両面があります。
自分がどちらに向いているかを考えることは、医師としてのキャリアを設計するうえで重要です。